長井市出身の彫刻家である長沼孝三は、市内十日町にある旧丸大扇屋という商家で、10代目長沼忠兵衛の三男として生まれました。芸術を志した孝三は上京し、彫刻家としての地位を確かなものとしました。東京を中心に制作活動を続けていましたが、郷土である長井に対していつも心を寄せていました。
長井市には、孝三の作品を約800点収蔵している『長沼孝三彫塑館』があり、孝三の作品を鑑賞することができます。孝三の作品はそれにとどまらず、市内の至るところに設置され、人々の暮らしを見守っています。
本コレクションは、過去に長井市で発行したパンフレット『長沼孝三の彫塑をめぐるMAP』にて紹介した作品の一覧となっております。本アーカイブを見たあとは、町に繰り出し、人間愛に満ちた孝三の作品をぜひ探してみてください。
『長沼孝三の彫塑をめぐるMAP』
発行:長井市
制作協力:文教の杜ながい